体を動かすときに「エネルギーの予備タンク」のように働き、「ここぞ」というときのパワーはスポーツ選手にも活用される注目の成分「クレアチン」について紹介します。
クレアチンはアミノ酸の一種で、私たちの体内にも存在する物質です。運動などによって減ってしまうエネルギー源の再利用をサポートする働きをもっています。
私たちが体を動かすとき、体内でエネルギーのもととなるのが「ATP(アデノシン三リン酸)」と呼ばれる物質です。
ATPはエネルギーを生み出す際にリン酸を放出し、「ADP(アデノシン二リン酸)」という物質に変わります。
このADPにリン酸を補い、再びエネルギー源として利用できるようATPに戻すのがクレアチンの役割なのです。
パワーが不足したときにATPをサポートするため、クレアチンはエネルギーの予備タンクのような存在といえます。
クレアチンは約200年前の1832年にフランスの化学者シュヴルールにより発見されました。
その発見は私たちが口にしている食肉からであり、クレアチンがいかに身近な成分であるかを物語っています。
ちなみにクレアチンという名前もギリシャ語で“食肉・肉”を意味する“クレアス”に由来しています。
以来、早くから運動パフォーマンスに対する研究が続けられています。
クレアチンのパワーが広く注目を集めるきっかけとなったのは1992年のバルセロナオリンピックでした。
男子100m走で金メダルに輝いたイギリスのリンフォード・クリスティが摂取していたことで一躍有名になりました。
その後はオリンピック選手やメジャーリーガーなどプロスポーツ選手にも広がり、クレアチンはスポーツに欠かせない成分となったのです。
現在では、日々の家事や仕事、運動、トレーニングなどで“パワーや瞬発力不足”を感じる方たちにも愛用されています。
体内でのクレアチン生成量は加齢とともに減少していきます。運動会のシーズンになると張り切ったお父さんたちが転倒する光景がよく見られますが、これもクレアチンの不足が原因のひとつとされています。
しかも毎日一定量が尿として体外に排出されてしまうこともあり、日常的、意識的な補給が重要です。体重70kgの成人男性に必要なクレアチンは1日約2gといわれています。
クレアチンは赤身の肉や魚を食べることによって体内で合成されます。
しかし、食事だけで補給するには生肉換算で500g食べても十分とは言えず、現実的ではありません。
年齢とともに食が細くなってきた方や、健康に配慮して野菜中心の食生活を送っている方は、サプリメントなどを効果的に活用する方法で、体内濃度を高めることが可能です。
クレアチンと一緒に摂取すると効果的な成分が「HMBカルシウム」です。クレアチンと同じく私たちの運動をサポートする成分で、筋肉のスイッチを入れる働きがあります。
筋肉を“車”にたとえるなら、HMBカルシウムが“アクセル”でクレアチンが“ギア”。
異なるメカニズムをもつ2つの成分を一緒に摂取することで、相乗効果によってさらにパワフルなサポートが期待できます。
車にとって“ギア”と“アクセル”はどちらも重要な存在ですが、止まっている車を“動かす”ために必要不可欠なのはアクセルであるHMBカルシウムです。
激しいスポーツをする習慣がなく「階段を上りたくない」「重い物を持つのが辛い」といった“パワー不足”にお悩みの方はHMBカルシウムから摂ることをオススメいたします。
科学的根拠に基づいた有意な成分量を配合。
注目の成分を効果的に摂取できるサプリメントです。